海外セレブも勧めるセルフプレジャーの歴史やメリットを紹介|国内外の意識についても解説

公開日: 10/02/2025

Un couple qui s'est rencontré sur Noulib se donne la main

海外セレブも勧めるセルフプレジャーが注目されています。快楽を得るための行為としてはもちろん、精神的にも健康にもポジティブな影響があるとの指摘も。「セルフプレジャー」について、日本での歴史やメリット、注目のアイテムなどを紹介します。

「セルフプレジャー」という言葉が世の中に浸透してきています。「女性の自慰=恥ずかしい行為」という意識は薄まり、インテリアグッズとしてもデザイン性の高いプロダクトも発売され、メディアでこの言葉を目にした方も増えていることでしょう。「セルフプレジャー」について、日本での歴史やメリット、注目のアイテムなどを紹介します。

セルフプレジャーとは

「セルフプレジャー」とはマスターベーションや自慰行為のことで、自分自身で性的な快楽を得る行為をいいます。

過去には、「マスターベーション」という言葉は国内外含めて、男性の行為と捉えられてきました。特に女性が使う言葉としては嫌われるものという意識もありました。

しかし、フェムテックが注目され「#Me Too」運動が広がりを見せる中で、女性の間でも性に関する議論が活発化。日本のセルフプレジャーを広めるirohaが2023年に10周年を迎え、アンバサダーに水原希子さんを迎えたことも大きく話題となりました。

今では女性が性を楽しむことを代表する言葉として「セルフプレジャー」が浸透していると言えるでしょう。

日本のセルフプレジャー事情

しかし、そうは言っても、まだまだ友人同士やカフェといった公共の場所では話題にしづらいのが現状です。実際にはどの程度、皆さんはセルフプレジャーを行っているのでしょうか?

心・体・性のウェルネスメディアである「yoi」が2023年7月14日〜8月3日に実施した調査によると、300人の日本人女性の回答者のうち、95%がセルフプレジャーの経験があると答えました。日本家族計画協会家族計画研究センターが実施した大規模調査でも、過去1年間にセルフプレジャーの有無を聞いた際には、20代の女性の91.9%、30代女性の81.6 %、40代が74.1%となっており、多くの女性がセルフプレジャーを楽しんでいることが分かります。

そのうち、「日常的にしている」と答えた人が41%、「たまにしている」という人は43%という回答するなど、多くの女性がセルフプレジャーによって、性的快感を楽しんでいることが伺えました。特に初めて経験した年齢でもっとも多かったのは小学校高学年にあたる10〜12歳の頃で、全体では51%の人が小学生までにセルフプレジャーを経験しているそうです。

セルフプレジャーの頻度は?

セルフプレジャーの頻度としては「週に1回程度」が36%、「週に3回程度」が31%と、67%の人が週に1回以上のペースでセルフプレジャーを行っているようです。

さらには、セルフプレジャーを行う際にはアダルトビデオなどの映像を見ている人がもっとも多く、次いで漫画をみてセルフプレジャーを楽しむという結果が出ました。

腕挙(かいなげ)からセルフプレジャーへ

セルフプレジャーは長らく、男性中心に語られてきました。特に隠語として語られてきたために、様々な呼び方がされてきたようです。

NHKが2024年2月8日に公開した番組に出演した辞書編纂者の飯間浩明さんによると、もっとも古い言い方は「腕挙(かいなげ)」というそうです。1000年ほど前に神様を前にしたある男性が傍らにカニを見つけ、「ハサミをあげたり下ろしたりして腕挙しているのか」という歌が知られています。

また、セックスに関連する日本でもっとも古いお店は17世紀の江戸時代に開業されたことも知られています。葛飾北斎の艶本にも当時のセルフプレジャーグッズが紹介されています。これには男性だけでなく、小乙女針方(おとめはりがた)という女性用のプロダクトもあることから、日本では男女問わずにセルフプレジャーが楽しまれていたことが垣間見えるでしょう。

セルフプレジャーが楽しまれていた日本の性文化が、現在のようにやや話しにくい状況に変化した歴史的要因は、西洋からの影響を受けたためとされています。

当時の西洋医学では「セルフプレジャーは心身に悪い」と考えられており、日本でも「自涜」と「手淫」という言葉が生まれました。前述の飯間さんによると、こうした言葉が小説などで使われ、広まっていったそうです。

セルフプレジャーのメリット

セルフプレジャーは性的な快楽を得ることができる一方で、精神的な安定にもつながることがメリットといえます。

前述のyoiが実施した調査では、セルフプレジャーを行ったことで「眠れない夜にリラックスできるようになった」「自分のことを好きになった」など、精神的なメリットがあった声が紹介されています。精神的な安定は自己肯定感の高まりにもつながりそうです。

性的快感を得ると、幸福感につながるホルモンであるオキシトシンが分泌されることもわかっています。

さらに、パートナーとのセックスでも以前よりも気持ちがいいと思えるようになった、という声がありました。これは自分自身の体のことをより知ることが、パートナーとのコミュニケーションにも役立っているためでしょう。

参考:「セルフプレジャーで心と体にポジティブな変化が生まれた」15人のエピソード集【yoi セルフプレジャー300人アンケート vol.6】

セルフプレジャーアイテム

2024年10月現在は、様々なセルフプレジャーアイテムが発売されています。代表的なものを見ていきましょう。

iroha mai RURI

株式会社TENGAが展開する、女性向けセルフプレジャーアイテムブランド「iroha」が同社アンバサダーの水原希子さんと共同開発したセルフプレジャーアイテムです。挿入することで体の奥の心地よさを楽しむことができます。

海やクジラをモチーフにした愛らしくも海の中を優雅に泳ぐような洗練されたデザインとなっています。

irohaシリーズ初の新技術「HapticWave®テクノロジー」を搭載し、従来のモーター振動に比べ、立体的で奥行きのある振動を楽しめます。さらに10種類の振動パターンのうち、水原さんが考案した5種類のオリジナル振動パターンによって未体験の心地よさを味わうことができます。

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プレスリリースから引用

リトルペンギン

「リトルペンギン」は、充電式の吸引ローターです。ペンギンをモチーフとした可愛らしい見た目をしており、女性の手にちょうどおさまるコンパクトなボディが特徴です。

5種類の振動パターンで、クリトリスに当てがいやすい角度が設計されています。

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公式ページから引用

Tulipa Massager(チュリパ)

3段階の吸引でCスポットを刺激するセルフプレジャーアイテムです。吸引部分に高品質な医療用シリコンを採用し、カバーがついていることからも衛生面も安心して使うことができます。

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公式ページから引用

海外のセルフプレジャーについて

世界でもセルフプレジャーを性教育の中で伝える動きが出てきています。

ユネスコ(国連教育科学文化機関)が2020年に編集した性教育ガイドライン「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」には、9〜12歳で「前期思春期に、 もしくはそれより早い段階でマスターベーションをしはじめることを説明する」という学習目標をたてています。

海外でもセルフプレジャーについては非難されなくなりつつあるようです。

米在住ジャーナリストのタイラー・ウェザーオール(Tyler Wetherall )さんはファッション誌ヴォーグに寄稿し、現代社会が「セックスポジティブ」な時代に突入していると話します。過去には映画の中でセルフプレジャーのシーンがカットされたことがあったとしていますが、2020年に公開された映画「Fleabag」では公然とセルフプレジャーが描かれるようになったことで社会に広く受け止められていると指摘しました。

また、グラミー賞を受賞したビリー・アイリッシュさんもセルフプレジャーについて「みんなすべき」と勧めています。「私の人生の非常に大きな部分を占めていて、私にとって非常に大きな助けになっています」とローリング・ストーン誌に話しました。

セルフプレジャーやセックスについて話すことは「猥褻な話題ではなく、力を与えてくれるもの」とし、世の中が「セックスについて話すことが眉をひそめられる状況は変わるべきだ」としています。

さらに、グウィネス・パルトローやリリー・アレンといった海外セレブが続々とセックストイの開発に乗り出しています。イギリスではエリザベス女王がアダルトグッズメーカーに「2021年度イギリス女王賞・企業部門」を授与するなど、世界ではセルフプレジャーやセックスへの関心がオープンになりつつあるといって良いでしょう。


性的快楽

人間の本能として、性別を問わずに性的快楽を求めるのは当たり前のことです。性的な快楽を得るのは体だけでなく心の面でもポジティブな効果が得られます。しかし、具体的にどうすれば快楽が得られるのでしょうか?Nouslib Magがお伝えします。