「足(脚)フェチ」が世界で人気に?海外では「足の写真」に100万円のオファーも
公開日: 03/04/2025
公開日: 03/04/2025
足フェチ(脚フェチ)が世界的に注目を集めており、海外では足の写真に大金を払う現象が見られるようになっています。セレブリティや一般の人々がSNSを通じて足を披露し、ビジネスとして成立させているケースも。日本でも足フェチ文化が根強く、文学や映画などを通じてその魅力が表現されています。足フェティシズムの歴史的背景や現代のトレンドを探ります。
足フェチ(脚フェチ)は、脚部に強い性的な興奮を覚えるフェティシズムの一種です。特に男性が女性の足に魅了されるケースが多く見られますが、その範囲は広く、フェティシズムの対象となる部位も異なります。脚全体(腰から足の爪先まで)や、脚の一部(膝やかかと)、足裏などに分かれ、特に興奮を感じる箇所によって分類されます。
たとえば「足フェチ」は、くるぶし下からつま先までに興奮を覚えるものであり、「脚フェチ」は股下からかかとまでの脚部全体に焦点を当てたフェティシズムです。また、脚のフェティシズムの一種には「生脚フェティシズム」もあり、装身具や衣類(ハイヒールやストッキングなど)に特化したフェティシズムは、靴フェティシズムやフェティシズム的服装倒錯症として言われることもあります。
足の形状は、他の体の部位と異なり骨格や肉付きがそのまま現れるため、造形美に引かれる人が多い傾向にあります。しかし、必ずしも美しい足が好まれるわけではなく、足の指の形状、足裏の模様、色やしわ、汚れ具合に興奮を覚えるケースもあります。汚れた足や角質の多い足に魅力を感じる、いわゆる「マニアック」な嗜好を持つ人も存在します。
そして、足フェチはフェティシズムの中では珍しいフェチではありません。マイナビウーマンが2022年12月に行ったアンケート調査によると、「あなたは何フェチですか?(単一回答)」という質問に対して「足・脚・ふくらはぎ・太もも」と答えた人は2番目に多く15.2%でした。(1位は「胸」の18.4%)。
同調査によると、「脚フェチ」の人が特に魅力的に感じるのは「細くて長い脚」や「ほど良い肉づきの太もも」「健康的で引き締まった脚」「膝がきれいな脚」ということでした。
一方で「足フェチ」では「くびれた足首」「長く手入れの行き届いた指先」「個性が出る足裏」との回答でした。どちらも共通しているのは「綺麗」や「手入れが行き届いた」点に魅力を感じているといえるでしょう。
さらに、英ガーディアンによると、社会心理学者のジャスティン・レミラー氏が、4,000人以上のアメリカ人を対象に行った調査では、「足や指が重要な役割を果たしたファンタジーを持ったことがあると報告した成人は約7人に1人だったそうです。これらからは、足フェチがそれほど珍しい性的嗜好ではなく、受け入れられやすいと言えるのではないでしょうか。
足フェチは大きく2つのタイプに分けられます。足を鑑賞することに喜びを見出す「鑑賞派」と、BDSMの一環として足を使った刺激的なプレイを好む「刺激派」に分けられると言っていいでしょう。鑑賞派は必ずしも射精を目的とせず、足を見たり撮影したりすること自体を楽しみます。一方、刺激派はM気質が強く、踏まれたり、足で陰茎をしごかれたりする行為に快感を覚えます。
2024年、英メディア「ガーディアン」によると、ジャーナリストのエリザベス・マキャフティ氏が自身の足の写真を無断でフェティシズム系サイト「WikiFeet」に掲載され、それに対して約100万円のオファーがあったと報じられました。
また、歌手のリリー・アレン氏がアダルト系SNS「オンリーファンズ」に足の写真を投稿したことが話題を集めました。オンリーファンズは、定額料金を支払ったファンが限定コンテンツを閲覧できるSNSサービスで、アレン氏は月額10ドルのサブスクリプションを開始。サブスク登録者はアレン氏の足の写真を6枚閲覧できるようになっています。アレン氏は「WikiFeetでの高評価を知り、自分の足で大金を稼ぐ可能性を感じた」と語っています。
マキャフティ氏は「2024年には、セレブが足のコンテンツを売ることが当たり前になり、このコンセプトが主流化しています。今では足フェチの話をしても、驚く人はいないでしょう」と述べました。また、彼女は「セレブの支持によって、足フェティシズムが広く認知され、インタラクティブなオーディエンスが増えている」と指摘しています。
心理学者のロリ・ベス・ビズビー博士は、足フェチが注目を集めることは認めつつも、それ自体は新しい現象ではないと述べています。「1800年代でも、見えるのは足だけでした」と歴史的な文脈を振り返り、足フェチが常に密かな人気を持っていたことを示唆しています。
ビズビー博士が指摘するように、足フェティシズムは古くから存在しており、心理学や文化に深く根ざしています。このフェティシズムは単なる性的嗜好にとどまらず、さまざまな社会的・文化的要素を背景に発展してきました。
足フェティシズムが注目され始めたのは、ジークムント・フロイトの精神分析における研究が一因です。フロイトは、幼少期の心理的発達において足が性的興奮の対象となることがあり、これを「エディプス期(3歳から6歳頃にかけての時期)」の心理的防衛機制として説明しました。彼によれば、幼少期に母親の足に魅了されることが、後に足フェティシズムとして表れることがあるとされました。この理論は、その後のフェティシズム研究に大きな影響を与え、足が性的嗜好の対象となる心理的背景を説明する上で重要な位置を占めています。
フロイトの理論は、その後のフェティシズム研究にも大きな影響を与え、性的嗜好の理解に貢献しました。特に、足フェティシズムは男性に多く見られる傾向があり、その根源的な要因は幼少期の経験にあるとされています。
日本においても、足フェティシズムは以前から描かれてきました。特に文学や映画を通じて、足フェチのテーマが繊細かつ官能的に描かれ、多くの支持を集めています。代表的な作家として挙げられるのが、谷崎潤一郎です。彼は『瘋癲老人日記』や『刺青』で、足や足にまつわるフェティシズムを大胆に描写しました。谷崎の作品では、女性の足が単なる身体の一部としてではなく、男性の官能や支配欲、崇拝の対象として描かれることが多く、その影響力は現代のフェティシズム文学にまで及んでいます。
また、松浦理英子の作品『親指Pの修業時代』も足フェティシズムに対する興味深い視点を提供しています。この小説では、足の形や匂い、感触といった要素が物語の中で重要な役割を果たし、読者に強い印象を与えました。松浦の作品は、足を通じて他者との繋がりや自己認識を模索する深いテーマを扱っており、フェチを単なる性的嗜好としてではなく、アイデンティティや人間関係の一部として描いています。
谷崎潤一郎に関しては、短編『富美子の足』が複数回映画化されています。同作では、富豪の老人が全財産を譲ってもいいとまで思わせる美脚が描かれています。しかし、本作ではフェチの延長線上にセックスを描くのではなく、あくまでも芸術品のように足を愛でる描写がなされています。若手監督のウエダアツシ氏もインタビューに「セックスが頂点ではなく、いわば塚越は、富美子の足を美術品のように見ている。富美子の嫌がっている顔や声を含めて、塚越は芸術としてそれを堪能していたというふうにとらえました」と話すように足フェチは一つの究極の性的倒錯として描かれてきているといえそうです。
日本の足フェティシズムは、文学や映画にとどまらず、現代のポップカルチャーやアートシーンにも深く浸透しています。漫画のキャラクターなどで必要以上に足が長く描かれるイラストがみられるのもその一種でしょう。足フェチは単なる性的嗜好ではなく、文化的な美意識や自己表現の一部として認識され、社会的にも広く受け入れられていると言えるかもしれません。
足フェティシズムは、単なる性的嗜好としての側面だけでなく、深い心理的背景や文化的要素に根ざした複雑な現象です。ジークムント・フロイトの理論によって、足が幼少期の心理的発達に関連して性的な対象となる可能性が示された一方で、時代を経る中で足フェチは社会的なスティグマを伴いながらも、その存在が認知されてきました。現代では、セレブリティやSNSの影響により、足フェティシズムはより公開されたものとなり、隠れた嗜好としてだけでなく、多くの人々に共感される一種のトレンドとして受け入れられつつあります。
日本においても、足フェチは文学や映画、さらにはポップカルチャーやアートの世界で表現され続けています。谷崎潤一郎や松浦理英子といった文学作品における足フェティシズムの描写や、さらにはポップカルチャーでの描写など、足フェチは単なる性的興奮の対象にとどまらず、文化的な美意識や自己表現の一部としても捉えられています。
足フェティシズムの多様な形態が示す通り、それは個々人の嗜好により異なる表現を持ち、その中には視覚的な鑑賞や心理的な欲望が込められることもあります。このように、足フェチの世界は極めて奥深く、今後もますます多様化し、社会的に受け入れられる文化として進化していく可能性もあるでしょう。
人間の本能として、性別を問わずに性的快楽を求めるのは当たり前のことです。性的な快楽を得るのは体だけでなく心の面でもポジティブな効果が得られます。しかし、具体的にどうすれば快楽が得られるのでしょうか?Nouslib Magがお伝えします。