中イキの方法は?オーガズムに至るポイントやおすすめの体位についても解説
公開日: 21/02/2025
公開日: 21/02/2025
中イキに憧れるものの、方法や感覚がわからないと悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。外イキはしたことがあるものの、中イキはまったく経験したことがないという方も少なくないはずです。
そこで本記事では、中イキの感覚や方法について詳しくまとめました。Gスポットやポルチオなどの性感帯に関する知識、中イキを妨げる原因や解決策、そして中イキしやすい体位まで、より豊かな性生活を送るためのヒントをお伝えします。
中イキは、膣内の刺激によって得られる深い絶頂のことです。主にGスポットやポルチオなどの性感帯を刺激することで達成できます。以下では、それぞれの感覚について詳しく解説します。
Gスポットは膣口から約3~5cmの位置にある性感帯です。膣内の上部、恥骨の裏側付近にあり、表面を触るとザラザラしているのが特徴です。刺激を与えることで膨らんだり、愛液の分泌量が増えることがあります。Gスポットを刺激すると尿意に似た感覚を伴うこともありますが、慣れることで次第に深い快感へと変化していきます。
Gスポットを刺激することで起こる中イキは、余韻が深い感覚であることが特徴です。感じ方には個人差がありますが、中イキを経験した女性からは「内側から湧き上がるような感覚」「押し上がるような感覚」「体に力が入らなくなる」「体がビクビクと痙攣する」などと表現されることが多いです。
ポルチオは膣の最深部、子宮頸部周辺にある性感帯で、突起のような部分です。ポルチオの頭文字をとり「Pスポット」と呼ぶ人もいます。ポルチオを指で触ったときの質感には個人差があり、「むにっとしている」「ぷるっとしている」「こりっとしている」など、感じ方はさまざまです。特に妊娠や出産経験のない女性の場合、ポルチオ付近を触っても「固い」と感じるケースがありますが、優しく刺激を続けることで徐々に快感を覚えるようになります。
ポルチオでの中イキは、深い充足感や高揚感を伴うのが特徴です。「身体全体にじわじわと快感の波が押し寄せるような感覚」と表現されることが多く、連続イキをするとその波が次々に起こります。肉体的な快楽にとどまらず、精神的な快楽につながる点もポルチオでの中イキの特徴です。
外イキはクリトリスへの刺激による局所的な絶頂で、比較的短時間で達しやすいという特徴があります。「電気が走るような気持ちよさ」「電気が走るような気持ちよさ」などと表現されることが多い傾向にあります。
一方、中イキは達するまでに時間がかかることが多く、じわじわと深い余韻を伴うものです。リラックスしていることやパートナーとの関係が築けていること、また経験を積むことなど、複数の要素が鍵になります。
ただし中イキも外イキもまったくの別物というわけではないため、同時に達する女性も少なくありません。この場合、より多層的な快感を楽しむことができます。
JEX JAPAN SEX SURVEY 2024にてセックスに関する悩みごとを調査した結果「オーガズムに達することができない」と回答した女性は18.5%、また「快感が得られない」と回答した女性は14.3%いました。
さらに「オーガズムに達することができない」と回答した女性のうち、10~20代は23.3%、30代は33.9%、40代は17.5%という結果が出ており、若い年代ほど悩んでいることがうかがえます。
この結果から、若い女性が中イキやオーガズムに達することができないのは性に関する理解や経験の不足が一因であると推察できます。
女性が中イキできない原因としては、以下が考えられます。
それぞれの原因について、以下で詳しく解説します。
女性が中イキできない原因として、性感帯が開発されていないというケースが考えられます。Gスポットやポルチオは繰り返し刺激を受けることで感度が高まる性質があるため、未開発の場合、快感を得られにくいのです。
セックスやセルフプレジャーの機会が少なく、膣内の性感帯が十分に刺激されていない場合は、感覚が未成熟なままです。また、初めて触れる部位は痛みや違和感を覚えることもあり、慣れていない状態で無理に刺激を加えると逆効果になることもあります。
性感帯を開発するためにはリラックスした環境でゆっくりと膣内を探索し、自分に合ったリズムや圧力で感覚を育てることが重要です。時間をかけて丁寧に開発することで、性感帯の感度は次第に高まります。
膣内が潤滑不足の状態では、挿入や刺激による摩擦が違和感や痛みを引き起こすため中イキに必要な快感が得られません。潤滑が足りない原因としては、性的興奮が不足していることや前戯の時間が短いこと、緊張していること、またホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
こうした状態では中イキが難しくなるため、十分な前戯で興奮状態を高めることが重要です。また、濡れないという状況がさらに緊張やプレッシャーを引き起こすこともあるため、事前に潤滑剤を使用するのも効果的な方法です。膣内が十分に潤うことで摩擦が減り、中イキしやすい環境が整います。
中イキできない理由のひとつに、適切な刺激ができていないことが挙げられます。刺激が強すぎると痛みや不快感を伴いやすくなり、中イキを妨げることがある一方で、刺激が弱すぎると十分な快感を得ることができず、中イキに至りにくいのです。
特に膣内の性感帯は繊細で、Gスポットやポルチオの感度は人それぞれ異なります。そのため、すべての女性が同じ強さやリズムを好むわけではありません。
また、急激な緩急や不規則な刺激は、快感を途切れさせたり不快感を引き起こしたりする原因になります。適切な刺激を見つけるためには、パートナーと確認し合いながらリズムや圧力を調整することが重要です。
リラックスできていない状態では、中イキに必要な性感帯の感度が大きく低下します。緊張が高まると膣内の筋肉が硬直するため、性感帯への刺激が不十分になり、中イキの妨げになるのです。
リラックス不足の原因として、落ち着ける環境ではないことや、パートナーとの信頼関係が欠如していること、不安やトラウマを抱えていることなどが挙げられます。この場合、心地のよい環境を整え、オープンな会話を通じてパートナーと信頼関係を築くことが重要です。
Gスポットやポルチオの感度が低いなど、中イキしにくい体質の女性もいます。Gスポット付近の膣前壁が厚みがある場合や、クリトリスと膣口の距離が離れている場合、適切な刺激が性感帯に伝わりにくくなることがあるためです。
この場合、体質だからといって諦めず、適切な刺激を繰り返すことで改善する可能性もあります。焦らず試行錯誤を重ねることが中イキへの鍵になるでしょう。
先ほども解決策について少し触れましたが、ここからは女性が中イキする方法とポイントについてさらに詳しく解説します。
自身やパートナーに合う方法を模索してみてください。
中イキを目指すには、パートナーと率直に話し合うことが重要です。自分がどのような触れ方や刺激を心地よく感じるのかを共有し、お互いの理解を深めることで、快感を引き出しやすくなります。また、Gスポットやポルチオの位置や感覚には個人差があるため、試行錯誤を重ねながら適切な刺激方法を探ることが大切です。
パートナーとの話し合いは性的な満足度を向上させるだけでなく、信頼関係を築き、リラックスした状態でセックスを楽しむための基盤にもなります。「恥ずかしい」という思いから相手に遠慮してしまうケースも少なくはありませんが、前向きな気持ちでオープンに話し合うことを意識してみてください。
中イキを目指すためには、リラックスできる環境を整えることも欠かせません。先ほども触れましたが、ストレスや不安がある状態では性感帯が十分に刺激を受けられず、快感が減少してしまうためです。
リラックスした雰囲気をつくるためには、間接照明やアロマキャンドル、心地のよい音楽などを取り入れるのがおすすめです。また、性行為の前に温かいお風呂に浸かったり、マッサージしたりするのもいいでしょう。セックスの前に身体をほぐすと快感が最大限に引き出されやすくなるため、ぜひ取り入れてみてください。
中イキを目指すには、時間をかけて身体を丁寧に刺激することも重要です。準備が整わないまま焦って進めてしまうと身体が快感に追いつかず、リラックスできないままになってしまいます。膣内が潤うまで待つことで性感帯が敏感になり、中イキに必要な快感が得やすくなるため、前戯には十分な時間を割くようにしましょう。
またスローセックスやポリネシアンセックスのように、じっくりと感覚を楽しむスタイルを取り入れるのも効果的です。焦らず、パートナーの様子を確認しながら進めることが中イキを達成するためのポイントです。
指や挿入での刺激でも中イキできないという場合や、まだ性感帯が十分に開発されていないという場合は、ラブグッズを使うのもおすすめです。ラブグッズと聞くと「いやらしい」「恥ずかしい」などの抵抗感が芽生える人もいるかもしれませんが、近年は可愛らしいデザインや女性が開発したグッズなども多く登場しています。
Gスポットやポルチオをピンポイントで狙える専用のバイブレーターや、クリトリスと膣内を同時に刺激できるものなどさまざまな種類があるほか、素材やサイズなども幅広く展開されているため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
なお、初心者にはソフトな素材や小型サイズのものが安心です。また強い刺激で当てすぎたり使い過ぎたりすると、通常の刺激が物足りないと感じてしまうケースがあるため、適切な使用を心がけましょう。
セルフプレジャーは、自分の身体を知り、性感帯を開発するために最適な方法です。自分自身で膣内を探索し、Gスポットやポルチオへの刺激を試すことで、どの部位が快感につながるのかを理解できます。セルフプレジャーを繰り返すことで感度が徐々に高まり、中イキの感覚を掴みやすくなります。
また、インナーボールなどを用いた膣トレ(ケーゲル運動)も効果的です。骨盤底筋を鍛えることで膣内の感覚が向上し、快感を得やすい状態を目指せます。また膣の締まりも改善されるため、パートナーの満足度向上にもつながります。
中イキを目指す方法として、体位を工夫することもおすすめです。とくに女性が中イキしやすいといわれている体位は寝バック、側位、騎乗位の3つです。以下では、それぞれの体位について詳しく見ていきましょう。
寝バックは、女性がうつ伏せまたは軽く膝を曲げて寝た状態で行う体位です。男性が角度や深さを調整しやすく、Gスポットやポルチオを的確に刺激しやすいのが特徴です。
寝バックは女性がリラックスした体勢で受け身になりやすく、快感に集中できるため、中イキしやすいといわれています。また女性の腰の位置をクッションや枕などで少し持ち上げることで、刺激をさらに強められるのもメリットです。
男性が後ろから女性の体を抱きしめる、背中や首筋を愛撫するなど、安心感を与える行為を組み合わせることで心身のリラックスが促され、快感がさらに高まります。
側位は、男女が横向きに寝た状態で行う体位です。お互いがリラックスした体勢で膣内を深く刺激できるのが特徴です。男性が女性の片足を少し持ち上げたり、体位の角度を調整したりすることで、Gスポットやポルチオへの刺激を最適化できます。また正常位や後背位などと比べてゆっくりとしたペースで快感を高められるため、時間をかけて中イキを目指すのに適した体位です。
お互いが密着しているため、心理的な安心感や親密感が増し、快感が高まりやすい環境をつくり出せる点も測位のメリットです。もし刺激が物足りないという場合は、挿入しながら胸やクリトリスを刺激したり、ラブグッズを使ったりするのもいいでしょう。
女性が上に乗る騎乗位は、挿入の角度や深さ、動きのリズムを自分でコントロールできる体位です。女性が自らGスポットやポルチオを刺激できるため、中イキに必要な快感が得られやすいといえます。
また上下運動だけでなく、前後や左右にゆっくりと揺れる動き、男性が下から突き上げる動きなどを加えることで、性感帯を多角的に刺激できる点もメリットです。ほかの体位に比べて密着感が少ない体位ですが、積極的にパートナーと目を合わせたり、手を繋いだりすることで安心感や親密感も高まります。
中イキを目指すためには、性感帯の場所を正しく理解し、適切な刺激を与えることが重要です。リラックスできる環境づくりや丁寧な前戯を心がけ、場合によってはラブグッズやセルフプレジャーで感度を磨くこともおすすめです。また寝バック、側位、騎乗位など、中イキしやすい体位を取り入れることで性感帯を効果的に刺激できます。
ただし、経験を重ねることで中イキを達成できる女性も少なくありません。パートナーとのオープンで前向きなコミュニケーションやスキンシップを大切にしながら、焦らずに試してみてください。
出典
ジェクス株式会社「JEX JAPAN SEX SURVEY 2024」
人間の本能として、性別を問わずに性的快楽を求めるのは当たり前のことです。性的な快楽を得るのは体だけでなく心の面でもポジティブな効果が得られます。しかし、具体的にどうすれば快楽が得られるのでしょうか?Nouslib Magがお伝えします。