デリケートゾーンの悩みを持つ女性は8割|対処法やおすすめケアアイテムを紹介

公開日: 21/02/2025

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家族や友人にもなかなか相談しにくいデリケートゾーンの悩み。かゆみやムレ、かぶれなどの気になるトラブルに悩んでおり、原因や適切なケア方法について知りたいという女性も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、デリケートゾーンの基礎知識から主なトラブル、適切な対処法についてまとめました。また、おすすめのケアアイテムや婦人科形成という選択肢についても詳しく紹介します。

デリケートゾーンとは?

デリケートゾーンとは、以下のように女性器およびその周辺を指します。

主な部位 説明
外陰部 外側にある部分で、大小陰唇、クリトリス、膣前庭などを含む
大陰唇 外側に位置する皮膚のひだで、脂肪組織を含み保護の役割をもつ
小陰唇 大陰唇の内側にあり、敏感な神経が集まった部位
膀胱と直腸の間にあり、内側に続く管状の部位
尿道口 尿を排出する出口で、膣口に近接
会陰 膣口から肛門にかけての部分で、出産時の負担や摩擦による影響を受けやすい部位
肛門周囲 排泄機能を担う肛門に隣接しており細菌が多く存在するため、衛生管理が特に重要な部位

デリケートゾーンの皮膚はまぶたやほほの皮膚よりも薄く、0.08~0.16mmしかありません。また皮膚を守る皮脂膜(保湿バリア)や外的刺激を和らげるクッションの役割も弱いため、名前のとおりデリケートな部位といえます。

またデリケートゾーンは下着や生理用ナプキン、おりものシートなどで覆われることが多いためムレやすく、細菌が侵入しやすい構造のため、適切なケアが必要な部位です。

デリケートゾーンの悩みを持つ女性の割合

2023年に行われたFemCare LABの調査によると、4,582人の女性のうち、84%がデリケートゾーンに何らかの悩みやトラブルを抱えていることがわかりました。また2022年に行われたリゼクリニックの調査でも「デリケートゾーンの悩みを感じたことがある」と回答した女性は80.6%と高い水準です。

さらに持田ヘルスケアのインターネット調査によると「デリケートゾーンの悩みについて誰にも相談したことがない」と回答した女性は全体の約80%にのぼり、多くの女性が一人で悩みを抱えていることがうかがえます。

デリケートゾーンの悩み・トラブルと対処法

デリケートゾーンの悩み・トラブルとして起こりやすいのは、次の症状です。

  • かゆみ
  • ムレ
  • かぶれ
  • におい
  • 黒ずみ
  • 乾燥
  • 痛み
  • おりものの異常

以下では、それぞれの原因や対処法について詳しく解説します。

かゆみ

デリケートゾーンのかゆみは、多くの女性が経験したことのある症状のひとつです。湿気やムレ、乾燥、尿かぶれ、洗いすぎ、刺激の強い石鹸による肌荒れ、感染症(カンジダや膣炎など)などが原因で起こります。

かゆみの症状が軽い場合は、通気性のよい下着を選び、刺激の少ない洗浄剤で優しく洗うことが効果的です。ただし強く洗いすぎたりすると悪化する恐れがあるため注意しましょう。

症状が長く続く場合や、生活に支障が出るような強いかゆみがある場合は医師の診断を受け、適切な治療を受けることが大切です。特に感染症の場合、放置すると重症化の恐れがあるため、早めの受診を心がけましょう。

ムレ

デリケートゾーンのムレも、多くの女性に起こりがちなトラブルのひとつです。通気性の悪い下着やナプキンをつけたり、汗を放置したりすることなどが主な原因です。汗や湿気がこもると雑菌が繁殖し、かゆみやにおいの原因にもなります。

対処法としては、綿素材の下着など吸湿性と通気性に優れたものを選び、きつすぎる衣類を避けることで改善が期待できます。また長時間のナプキンやおりものシートの使用を控え、こまめに交換しましょう。

ムレ対策のためには、長時間湿気がこもらないよう、できるだけ蒸れにくい環境を整えることが大切です。入浴後はしっかりと水分を拭き取って乾燥させ、通気性を保ちましょう。また汗や湿気がひどい場合、デリケートゾーン専用のパウダーを使うこともおすすめです。

かぶれ

デリケートゾーンのかぶれは、合成繊維の下着、洗剤や香料の刺激、ナプキンやおりものシートの摩擦、ムレなどが原因で起こります。肌の赤みや痛み、かゆみ、ただれを伴うこともあります。

症状が軽度の場合、原因となる刺激を避け、保湿剤や市販薬で肌をケアすることで改善が期待できます。摩擦や刺激を軽減するためにゆったりとした下着や衣服を選びましょう。敏感肌用の無香料・無添加製品を選ぶことも効果的です。また肌に優しい素材のナプキンやおりものシートを選び、こまめに取り替えるようにしてください。

症状が長引いている場合や、湿疹、ただれ、出血を伴う場合は、皮膚科や婦人科に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

におい

デリケートゾーンのにおいは、汗や尿、皮脂の分泌物、経血が原因で起こるほか、菌が増殖することも原因です。

においが気になる場合も、刺激の少ない洗浄剤で外陰部を優しく洗浄することが大切です。過剰に洗いすぎると膣内の常在菌のバランスが崩れ、逆ににおいが強くなる恐れがあるため、洗いすぎないよう注意しましょう。

そのほかのケアとしては、日常的に清潔を保つために通気性のよい下着を選ぶことが大切です。また長時間のナプキンやおりものシートの使用を控え、こまめに交換するようにしましょう。外出中に気になる場合などは、デリケートゾーン専用のウェットシートや消臭スプレーで一時的ににおいをケアすることもひとつの選択肢です。

ただし強いにおいが続く場合は細菌性膣炎や萎縮性膣炎、性感染症などの可能性もあるため、婦人科を受診することが推奨されます。

黒ずみ

デリケートゾーンの黒ずみに悩む女性も少なくありません。黒ずみの原因としては、下着の摩擦や乾燥、アンダーヘアの自己処理などによる過剰なメラニン生成、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。

黒ずみの予防や悪化を防ぐためには、ゆったりとした下着の着用や、刺激の少ない保湿クリームの使用が有効です。また、カミソリやシェーバーなどで頻繁にアンダーヘアを自己処理している場合、レーザーによる脱毛を取り入れることで色素沈着予防につながります。

ただし、すでにできてしまった黒ずみを自然に改善することは困難です。根本的に除去したい場合は、医療機関でレーザー治療やピーリング施術などを受けるのもひとつの選択肢です。

乾燥

デリケートゾーンの乾燥は、過剰な洗浄、年齢やホルモンバランスの変化が原因で引き起こされることが多いトラブルです。乾燥するとかゆみや痛みを引き起こすこともあります。

日常生活では、デリケートゾーン専用の洗浄剤や保湿剤を使用し、肌の潤いを保つことが大切です。また締め付けの強い下着や衣服を着用すると痛みを伴うことがあるため、肌に優しくゆったりとしたものを選ぶといいでしょう。

なお、閉経後はホルモンの変化によって膣や外陰部が乾燥しやすくなります。乾燥が進行するとかゆみや性交痛を引き起こすこともあります。エストロゲン補充療法などの治療を受けるという選択肢もあるため、不快な症状がある場合は婦人科を受診してみてください。

痛み

デリケートゾーンのトラブルのひとつとして、痛みも挙げられます。痛みは炎症、感染症、外傷、乾燥などが原因で起こります。

対処法としては、まず痛みの原因を特定することが重要です。痛みの原因が摩擦や乾燥が原因の場合は、保湿クリームやローションを使用するほか、摩擦が少ない下着、衣類を選びましょう。

なお、赤みや腫れ、出血、おりものの異常などを伴う場合や、痛みが持続する場合は接触皮膚炎や毛包炎(毛嚢炎)、性感染症などの可能性があります。気になる場合は、早めに医師の診断を受けることが推奨されます。

おりものの異常

おりものの異常に悩む女性も少なくありません。通常のおりものは透明または乳白色で無臭ですが、色やにおい、量などに異常が見られる場合は性感染症やホルモン異常の可能性があります。異常なおりものはpHが変化しているため、刺激によってかぶれや痛みが引き起こされることもあります。

異常なおりものが数日以上続く場合や、色やにおいに明らかな異常がある場合、性行為後におりものの状態が変化した場合などは、早めに婦人科を受診しましょう。

日常生活におけるおりものケアとしては、清潔を保ち、通気性のよい下着を着用することが推奨されます。洗剤や香料の刺激や過剰な洗浄を避け、食事や生活習慣を整えることも健康な膣内環境を保つ鍵です。

デリケートゾーンのケアにおすすめのフェムケア製品

デリケートゾーンのケアには、専用のフェムケア製品を取り入れるのがおすすめです。

  • デリケートゾーンケアアイテム
  • サニタリーアイテム
  • 膣ケアアイテム
  • 骨盤底筋群トレーニングアイテム

それぞれの特徴や期待できる効果について、以下で詳しく解説します。

デリケートゾーンケアアイテム

近年では、肌に優しくトラブル予防にも役立つデリケートゾーン専用のケアアイテムが多数登場しています。

日々のケアには、低刺激で肌のpHバランスを保つよう開発されているデリケートゾーン専用の洗浄剤がおすすめです。必要以上に皮脂や常在菌を取り除かないような処方になっているため、肌への負担が軽減でき、トラブルの予防につながります。

またデリケートゾーンの肌を潤し、柔らかく保つためのクリームやジェルタイプの保湿剤は、乾燥やかゆみの予防に効果的です。特に乾燥しやすい季節やホルモンバランスが乱れやすい時期には、これらのアイテムが役立ちます。保湿成分には天然由来のオイルやヒアルロン酸が含まれているものが多く、安心して使用できる点も魅力です。

さらに、湿気を吸収してさらさら感を持続できるパウダータイプのアイテムや、黒ずみの予防が期待できる美白ケアアイテムなども登場しており、運動時や長時間の外出時に重宝します。

サニタリーアイテム

サニタリーアイテムは、生理期間中や日常のデリケートゾーンケアを快適にするために欠かせないアイテムです。現在はさまざまな選択肢があり、肌の状態やライフスタイルに合わせて選べるのが魅力です。

敏感肌の方には、オーガニック素材を使用したナプキンやおりものシートがおすすめです。化学処理を最小限に抑えた製品で肌に優しいため、デリケートゾーンのトラブル予防に役立ちます。

肌触りを重視する方には、綿や絹、竹繊維など天然素材を使用した布ナプキンが人気です。洗って繰り返し使えるため、サステナブルな選択肢としても注目されています。

長時間の使用が可能で漏れにくい設計の月経カップも、近年注目を集めています。装着感はほとんどなく、動いても違和感が少ないのが特徴で、外出時やスポーツのときにも便利です。

吸水ショーツも新しい選択肢として人気があります。湿気がこもりにくい素材が使われていることが多く、不快感やムレを感じにくいのもポイントです。

さらに、使い捨てビデやデリケートゾーン専用のウェットシートもおすすめのアイテムです。外出時や生理期間中に手軽にデリケートゾーンを清潔に保つことができ、トラブルの予防に役立ちます。

膣ケアアイテム

膣ケアアイテムは、膣内の健康を保つために特化した製品です。

おりものやにおいが気になる場合には、使い捨てビデが効果的です。膣内を優しく洗浄し、汚れや余分なおりもの、経血を取り除くことで清潔な状態を保てます。ただし、頻繁な使用は膣内のバランスを乱す可能性があるため、必要なタイミングで適度に使用することが大切です。

また、膣内環境を整えるためのアイテムとして、ジェルタイプの製品やサプリメントが注目されています。ジェルタイプは直接膣内に注入して使用するもので、乳酸菌などの成分が膣内のpHバランスを整える作用が期待できます。一方、経口摂取できるサプリメントは手軽さや続けやすさを求める方におすすめです。

さらに、乾燥や潤滑不足による性交痛を軽減する潤滑ゼリーもさまざまな種類が登場しています。自然な潤いを補充することで、痛みを和らげるだけでなく、快適な性生活をサポートしてくれます。

骨盤底筋群トレーニングアイテム

骨盤底筋群トレーニングアイテムは、膣の引き締めに効果的なアイテムです。骨盤底筋は、膀胱や子宮、直腸などを支える重要な筋肉であり、この筋肉を適切にトレーニングすることで性生活の向上や尿もれ、便秘の予防などが期待できます。

代表的なアイテムとしては、トレーニングボールやスマートデバイスがあります。トレーニングボールは小さな重りを膣内に挿入して使用するアイテムで、骨盤底筋を自然に収縮させて鍛える仕組みです。一方、スマートデバイスは、骨盤底筋の動きを計測できる機能を備えています。専用アプリと連動してトレーニングの進捗を確認できるものもあり、効率的なエクササイズが可能です。

骨盤底筋群トレーニングを始める際は、短時間の使用からスタートし、徐々に慣らしていくことが大切です。無理に負荷をかけると筋肉にストレスを与える可能性があるため、自分のペースで取り組みましょう。また、使用前後には清潔を保ち、適切な衛生管理を行うことが必要です。専用のクリーナーを使うか、ぬるま湯で洗浄し、乾燥させてから保管してください。

デリケートゾーンが気になる場合は婦人科形成という選択肢も

JEX JAPAN SEX SURVEY 2024にてセックスに関する悩みごとを調査した結果、「自分の性器の大きさや形・色などが気になる」と回答した女性は9.8%でした。年代別に見ると、10~20代のうちの16.3%、30代のうちの16.4%がコンプレックスを抱えているとわかります。

このようにデリケートゾーンの大きさや形が原因で不快感や不安があり、セルフケアだけで解決しないという場合は、婦人科形成という選択肢もあります。

以下のようにさまざまな悩みにアプローチできる施術があるため、気になる場合は検討してみてください。

施術名 詳細
大陰唇縮小術
  • 大陰唇のサイズや形状を整える手術
  • 加齢や出産によるたるみ、左右の不均衡、また衣類との摩擦による不快感を軽減できる
小陰唇縮小術
  • 痛みや違和感がある場合に余分な部分を整える手術
  • 摩擦による不快感や汚れ、見た目の悩みを改善できる
膣縮小術
  • 出産や加齢に伴う膣のゆるみを改善する手術
  • 膣の締まりを改善し、性生活の満足度向上や尿漏れの予防に役立つ
陰核包茎手術
  • 陰核を覆う皮膚(クリトリスフード)の厚みや余分な皮膚を取り除く手術
  • 性生活の満足度向上や汚れ、においの改善に役立つ
レーザー
  • 大陰唇や小陰唇、肛門周りの黒ずみにレーザーを照射する施術
  • 摩擦や乾燥、アンダーヘアの自己処理などによる黒ずみを除去できる

ただし多くの婦人科形成手術は自由診療(保険適用外)であるため、費用が高額になる場合があります。また感染症や出血、腫れ、痛みなどのリスクを伴うため、ダウンタイムや副作用について十分に理解したうえで検討してください。

まとめ

デリケートゾーンは入り組んだ構造でムレやすく、トラブルが起きやすい場所。しかし適切なケアを取り入れることで、多くのトラブルを予防できます。近年はさまざまなフェムケアアイテムも登場しているため、これを機にケア方法を見直してみましょう。デリケートな悩みだからこそ、自分に合ったケア方法を取り入れることが大切です。


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性に関して身体的、感情的、精神的、そして社会的に健康であることはもちろん、幸福であるにはどうすれば良いのでしょうか?Nouslib Magでお教えします。