後背位(バック)のやり方ともっと気持ちよくなる方法
公開日: 06/07/2025
公開日: 06/07/2025
後背位(バック)はセックスの基本的な体位のひとつ。男女ともに人気がありますが、「やり方がよくわからない」「あまり気持ちよくない」と感じている人もいるようです。
この記事では、バックのやり方や気持ちよくなるコツ、バックのバリエーションなどを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
後背位(バック)とは、女性の後ろから男性器を挿入する体位のことです。正常位などの体位と違い、お互いの顔が見えないデメリットがありますが、動物的な野生っぽさや解放感を味わえることから根強い人気がある体位です。
バックのメリットは「解放感を味わうことができる」「挿入の深さを調整しやすい」「目が合わない」といったことが挙げられます。
バックの醍醐味は動物のような野生っぽさ。立ちバックなど、ベッド以外でもできるものもあり、他の体位では感じることのできない解放感を味わうことができます。日常的に取り入れることによって、セックスレス防止につながるかもしれません。
バックには広いバリエーションがあり、ふたりの体勢の取り方によって挿入の深さや角度を調整することができます。さまざまなバックの体位を試して、お互いに気持ちよくなれるバックの体位を見つけていきたいですね。
相手と視線が合わないことをデメリットと考える人もいます。しかし、相手の視線を感じることで自分の姿を客観視してしまい、集中力や興奮が途切れると悩む女性もいます。バックでは常に男性に背中を向けているため、視線を気にせず快感に没頭することができます。
一方でバックにもデメリットがあります。「痛みを感じやすい」「体位変換が面倒」「挿れにくい」といった点です。
体勢によりますが、腟の奥にある子宮頸部に男性器が直接当たりやすく、激しいピストン運動によって痛みを生じることがあります。いきなり深く挿入しないこと、ゆっくりピストン運動を始めることが重要です。
正常位などの向かい合う体位からバックへと変換することを面倒だと感じている人もいるようです。実際には特に面倒な動きはなく、急いで体位変換する必要はありません。
挿入を続けたままスムーズにバックへと移行したいのであれば、男性が上半身を起こした「正常位」から女性が90度横回転した「松葉崩し」へ、さらに女性が90度横回転してうつ伏せになった「寝バック」など、ナチュラルに移していく方法もあります。
バックだと挿入しづらいと感じている人もいるようです。確かに女性の後ろ側から挿入しようとすると腟口の位置を把握するのが難しいですよね。女性が下半身に力が入っていれば、なおさら腟口が狭くなり挿入が難しくなります。
また、腟口の位置も「上付き(前付き)」「中付き」「下付き(後ろ付き)」と呼ばれることもあるように、場所が人それぞれです。腟口の位置がやや後ろの方にある「下付き」の女性にとっては問題なく挿入できるバックも、腟口がやや前の方にある「上付き」の女性にとっては挿入しづらかったり、途中で抜けやすかったりすることもあります。
それでは具体的にバックの方法をご説明します。
オーソドックスな四つん這いバックでは、まず女性がベッドに四つん這いになり、脚を軽く開きます。体がグラグラしないよう、手のひらと膝をしっかりとベッドに着いて体を安定させることがポイントです。
男性は女性の後ろに回り、男性器を手で支えながら腟口に挿入していきます。愛液の量が足りていないと痛みを感じさせてしまうので、スムーズに挿入できない場合は水溶性の潤滑剤を使いましょう。
女性が背中を少し反らしつつお尻を突き出すようにすると腟口の位置が分かりやすくなります。それでも分かりにくければ、一度指で腟口の位置と挿入していく角度を確認してから挿入を開始してみてください。
バックで最も大切なのは、なじませること。顔を向かい合わせる体位とは挿入感が全く違います。いきなり深く挿入したり素早いピストン運動を開始したりすることで、快感よりも痛みや違和感が強くなります。早く動き始めたい気持ちになってもしばらくは動かず、なじませる時間をとりましょう。
女性が四つん這いになり、その後ろから男性が挿入する体位です。バックのバリエーションの中では最も挿入が深くなるため、子宮頸部(ポルチオ)への刺激を好む女性に人気があります。
女性が四つん這いの姿勢に疲れてしまったときには、ベッドやソファに上半身を乗せると楽に続けることができます。
男女共に膝立ちで行うバックです。四つん這いバックから女性が上半身を起こし、正座からお尻を浮かせたような体勢になるとうまくいきます。男性は女性の肩を持つことでピストン幅が安定し、「Gスポット」と呼ばれる腟のお腹側の快感エリアを摩擦しつつ、腟の奥にあるポルチオへマイルドな刺激を送ることができます。人気AV男優のしみけんさんが考案した体位であり「ロールスロイス」と呼ばれています。
名前の通り、男女ともに立ったまま行うのが立ちバック。場所を選ばないためベッド以外の場所でも楽しめるのが特徴です。
人気なのは洗面所やバスルームなど、鏡のある場所です。一般的なバックではお互いの顔が見えませんが、鏡越しに表情が見えることが興奮につながるようです。
女性から人気なのがこの寝バック。女性がうつ伏せになった状態で男性が後ろから覆い被さり後ろから挿入します。女性が脚を閉じ気味にすることで腟が狭くなり、男女ともに強い刺激を楽しむことができます。
男性が上半身を起こせば挿入角度と深さが大きく変化するため、好みに合わせて調節しやすい体位でもあります。
寝バックから90度横に回転したのが横バックであり、「背面側位」とも呼ばれています。お互いにベッドに横たわってリラックスできる体位で、腰の弱い男性や体力に自信のない男性でも長時間楽しむことができます。
バックのコツを男性向け、女性向けと別々にご紹介します。まずは男性向けからです。
バックで腰の高さが合わない場合、脚の長さなどの体格差が原因だと思われがちです。そのため、高さが合わなくても仕方がないものだと思っているカップルもいるようです。しかし、バックの体位は体格差があっても楽しむことができます。
ポイントはふたりの脚の開き方。脚を大きく開けば腰の位置は下がり、脚を閉じ気味にすれば腰の高さは上がります。
ふたりの腰の高さを合わせるためには、女性が男性器を受け入れやすい体勢を取り、その腰の高さに合わせて男性が自分の腰の位置を調整するか、反対に男性が動きやすい体勢をとって、それに合わせて女性が腰の高さを調整するとうまくいきます。お互いにとって心地いい体勢を探すことが重要です。
それでも高さが合わない場合は、女性がベッドの端やソファに乗った状態で男性は床に立つなど、家具を使って高さを調整することもできます。
バックの体位では腰を振りにくいと感じている男性も珍しくありません。その原因は、腰の振りで上半身がブレることにあります。
上半身ブレないように腰を振り続けるためには、手の使い方がポイント。女性の腰を両側から掴むように持つのが基本です。
ウエストのくびれ部分を掴む人もいますが、興奮が高まって強くつかむと息苦しさを与えてしまいます。硬い骨盤部分を掴んで体のバランスを保ちましょう。
避けたいのは女性の腕を引っ張ること。適当に腕をつかむと皮膚が引っ張られて痛みを与えてしまいます。関節のあたりか肩を持つといいでしょう。
次に女性視点のバックのコツをご紹介します。
お互いに気持ちよくなるためのコツは正しい姿勢を取ることです。バックで女性がとるべき正しい姿勢とは、脚を大きく開いてお尻を男性の方に突き出す姿勢です。
お尻を突き出すことで腟口が後ろを向くことになり、挿入がスムーズになります。背中を少し反らすことで体のグラつきがなくなり、男性にとっても腰を掴みやすくなるため、安定感のあるピストン運動を続けることができます。
この姿勢ではお尻が大きく、ウエストは細く見えるため、男性に視覚的刺激を与えることもできます。
バックの体勢では男性が主体となって動くのが一般的です。女性はひたすら快感に没頭する後ろ姿を見せるか、振り返ってキスをねだったり手を伸ばして体に触れようとしたりと、バックの体位を楽しんでいることを伝えましょう。
女性が動いてはいけないわけではありません。男性の動きに合わせてお尻を後ろに押し出すように動いたり、挿入されている状態で腰をゆるゆると動かしたりするのもおすすめです。
気持ちよくない場合や興奮が高まらないときは、胸やクリトリスへの刺激を加えて「2点攻め」「3点攻め」をしてもらうのもおすすめです。背中や首筋などのゾクゾクするポイントへのフェザータッチも人気です。
また、後ろから挿入するバックの体位は、クリトリス用のアダルトグッズを使いやすい体位でもあります。ローターやクリトリス用の吸引グッズを併用すれば、挿入中の中イキもしやすくなるかもしれません。
バックで注意しておきたいのは女性側の痛みです。女性がバックの体位で痛みを感じる場合、「奥を強く突きすぎている」「腟壁越しに他の臓器を刺激している」ことが主な原因です。
女性の腟も男性器もまっすぐではなく、ある程度のカーブがついています。正常位では違和感なく挿入できていても、腟が逆転した状態では挿入できる深さや角度も変わるのです。そのため、深く挿入していないつもりでも子宮頸部(ポルチオ)に強く当たっていたり、膀胱や直腸に思いがけない刺激を与えていたりします。
一度強い痛みを感じてしまうと、体が緊張して快感を得ることが難しくなります。女性が痛みを感じた場合はひとまず中止して別の体位へと移りましょう。
バックは男女ともに開放的な気分を味わえる体位です。痛みに気をつけながらふたりにとって最適なバックの体位を見つけていきましょう。
同じやり方に飽きてきたら、少しずつ形を変えてさまざまなバックの体位を楽しむことができます。積極的に挑戦しながら刺激的なセックスにしてみてください。
人間の本能として、性別を問わずに性的快楽を求めるのは当たり前のことです。性的な快楽を得るのは体だけでなく心の面でもポジティブな効果が得られます。しかし、具体的にどうすれば快楽が得られるのでしょうか?Nouslib Magがお伝えします。